こんにちは!
大宮なりた歯科医院、歯科技工士の吉富です。
6月の中旬頃に先生が新しい機械を導入してくれました!
ポーセレンファーネス『プログラマットP510』という機械です。
ポーセレンファーネスというのは、簡単に言うとセラミックの歯を製作する時に必要な、非常に高温まで温度上昇出来る炉のことです。
セラミックの焼成には950℃くらいまで温度を上げる必要があり、また炉の中を真空状態にして焼成することで美しい色と透明感が出ます。
温度調整はとても微妙なさじ加減が必要で、1分間に何℃の割合で上昇させるか、また下降させるかなどの高度な見極めが大事になる、とても難しい作業です。
技工士の腕の見せどころでもありますが、今回の機械はとても細やかな調整が可能な優秀なものです。
自画自賛になりますが、大宮区界隈でここまでの技工設備が揃った歯科医院は、大宮なりた歯科医院以外にはないと思っています。
これが院内に導入されたことで起こる患者さんたちのメリットは、モノリシックジルコニアの前歯部、特に今まで出来なかった3本以上の長いものがキレイに仕上がるようになったことだと思います。
まず、モノリシックジルコニアとは、ジルコニアという素材単体で製作するものなのですが、ジルコニアは磨くと真珠のように白っぽく輝くツヤが出るのが特徴です。
もちろんこのツヤがお好きな方もいらっしゃるし、奥歯で大臼歯と呼ばれる歯はほとんど見えない場所なので、そういったつける場所によっては気にならない場合もあります。
ただ、つける場所が前歯である場合、ちょっと人工的なツヤ感が目立ってしまうことがありますので、前歯部にはあまり積極的にオススメしていませんでした。
今回の機械の導入で、院内での製作でも、例えば左右の犬歯から犬歯までの6本のような長いブリッジなどでも自然なツヤ感を出す加工が可能になったのです。
大宮なりた歯科医院は、『仮歯の期間を出来るだけ短く装着する』がモットーのひとつです。
理由としては、歯がない時間が短いほど削った部分が汚れず、製作したものの咬み合わせなどの調整をしないで装着出来るからです。
院内にあるジルコニアを削り出す機械で製作することでスピーディーかつリーズナブルにジルコニアの被せものを装着出来ることが自慢のひとつでした。
より幅広い症例に対応することが可能になったことで、多くの患者さんニーズにお応えし、ご満足頂けると自負しています。
ご興味がありましたら、ぜひスタッフまでご相談ください!