こんにちは。大宮なりた歯科医院の院内歯科技工士、吉富です。
ここ最近では、高齢化に伴う廃業や技工士のなり手不足が問題なり、メディアでも取り上げられるようになりました。
そこで、今回は私たち歯科技工士がどんな仕事をしているのか、少しお話しさせてください。
最近ではすでにご存知の方も多いですが、歯科技工士とは、歯科医師の治療をサポートしながら、詰め物や被せ物、入れ歯、マウスピースなどを作る専門職です。現在の医療法では、お口の中に入る技工物を作れるのは歯科医師と歯科技工士のみです。
歯科医院で「次回は被せ物を入れますね」と言われたときに、その被せ物を実際に作っているのが、私たち歯科技工士なんです。
歯の形や噛み合わせは、一人ひとりまったく違います。
そのため、同じ素材を使っても「誰かと同じ歯」はひとつもありません。歯科医師から受け取る模型やデジタルデータをもとに、ひとつずつ丁寧に手作業で仕上げていきます。
わずかな角度や厚みの違いで噛み心地が変わってしまいます。そのため、みなさんも髪の毛一本が口の中に入って咬んだとしても「髪の毛を咬んだな」とわかると思います。
まさに“ミクロン単位”の世界です。
最近は、見た目の自然さを重視してセラミックやジルコニアの被せ物を希望される方も増えています。
自然な白さや透明感を再現するために、光の反射、吸収、透過や周囲の歯の色合いまで観察し、微妙な色調整を行います。技術だけでなく、まるで絵を描くような感性も必要な仕事です。
また、当院ではデジタル技工にも力を入れています。
口の中をスキャンしてデータを取り込み、パソコン上で設計して専用の機械で削り出す「CAD/CAM(キャドキャム)」システムを導入しています。これにより、より精密でスピーディーな技工物の製作が可能になりました。
条件にもよりますが、型取りしたものがその日のうちに入ります。
「型取りが楽だった」「仕上がりがきれい」と患者さんから言っていただけると、とても嬉しく思います。
院内に技工士がいることで、歯科医師や歯科衛生士とすぐに情報を共有し、細かな調整ができるのも当院の強みです。
大宮区内で歯科技工士が常駐している歯科医院はほとんどありません。
「もう少し白くしたい」「少し高さを変えたい」といった細やかな要望にも、スムーズに対応できます。患者さんの満足度を高めるために、チームで連携しながらものづくりを行っています。
また、トリートメントコーディネーターの役目も担っていますので、技工関係のご相談はもちろん、治療についての疑問や困っていることなど、全般的なご相談も受け付けておりますので、お気軽にお声掛けください。
患者さんが鏡を見て「自然で違和感がない」「しっかり噛める」と笑顔を見せてくださる瞬間が、私にとって何よりのやりがいです。
これからも、大宮なりた歯科医院の一員として、一人ひとりに合った“世界にひとつだけの歯”を心を込めて作り続けていきます。
次に被せ物や入れ歯を作る機会があったら、「この歯も院内で吉富さんが作っているんだな」と思い出していただけたら嬉しいです。
見えないところで、今日もあなたの笑顔を支えています。
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