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永久歯の先天性欠損とは?原因や治療法について

こんにちは!大宮なりた歯科医院、歯科技工士の吉富です。

子どもの歯は乳歯から永久歯へと生え変わりますが、本来生えてくるはずの永久歯が最初から存在しないことがあります。これを永久歯の先天性欠損と呼びます。最近では珍しいことではなく、日本人の約10人に1人の割合で見られるともいわれています。

どうでしょうか?思っていたよりも多くないですか?

対処法はまた後ほどお話ししたいと思います。

永久歯が生えてこない原因

永久歯の先天性欠損は、歯の芽である「歯胚(しはい)」が形成されないことによって起こります。はっきりとした原因はまだ解明されていませんが、遺伝的な要素が関わっているのではないかと考えられています。家族に同じように欠損がある場合、子どもにも見られることが少なくありません。

欠損しやすい歯

先天的に欠損しやすい部位は限られており、特に多いのは以下の歯です。

  • 下の前から2番目の小臼歯(下顎第二小臼歯)
  • 上の前歯の横にある側切歯(上顎側切歯)
  • 上下の親知らず

これらは比較的生えてくる時期が遅い歯であり、その影響からか欠損が起こりやすいといわれています。

大人になって分かった永久歯の欠損 ― 見た目を重視した治療法について

大人になって歯科でレントゲンを撮った際、「本来あるはずの永久歯が存在しない」と指摘されることがあります。乳歯が長く残っていたり、隙間をそのままにしていた方も多く、見た目に不自然さを感じて来院されるケースも少なくありません。

美しさに直結する前歯の欠損

前歯部の欠損は「噛む機能」だけでなく「審美性」に大きく影響します。笑った時に隙間が目立ったり、乳歯が小さいまま残っていることで歯並びのバランスが崩れたりすることがあります。そのため大人になって治療を考える場合、見た目の自然さを意識した選択肢が重要になります。

治療の選択肢と審美性

従来の治療法としては「矯正で隙間を閉じる」「入れ歯」「ブリッジ」「インプラント」があります。しかし、特に前歯の治療では見た目の自然さ、周囲の歯や歯ぐきとの調和が大きなポイントとなります。

 

  • 矯正:隙間を閉じられるが、全体の歯並 びに影響。治療期間が長い。
  • 入れ歯:取り外し式で比較的簡単だが、見た目や装着感に違和感が出やすい。
  • インプラント:自然さと機能性は高いが、外科処置や骨量の条件が必要。(25歳以下は禁忌)
  • 従来型のブリッジ:両隣の健康な歯を削る必要があり、負担が大きい。

カンチレバーブリッジという選択

審美的な解決法の一つとして注目されているのが カンチレバーブリッジ です。これは「片側の歯だけを支えにして欠損部に人工歯をつける方法」で、従来のブリッジのように両隣の歯を大きく削らずに済むのが特徴です。

例えば、上の前歯の横にある側切歯が欠損している場合、犬歯(しっかりとした歯)を支台にして人工の側切歯を装着する、といった方法がとられます。これにより、見た目の自然さを保ちつつ、周囲の歯へのダメージを最小限に抑えることができます。

前歯部には、ほとんど削らず裏側から接着する『接着性カンチレバーブリッジ』が適応の場合もあります。

審美面でのメリット

  • 前歯のラインが整い、笑顔に自信が持てる
  • 装置が目立たず自然に仕上がる
  • 健康な歯をほとんど削らずに済むケースが多い

ただし、噛み合わせや支台となる歯の状態によっては適用できない場合もあるため、精密な検査、診断が必要です。

まとめ

大人になって分かる永久歯の先天性欠損は、機能面だけでなく見た目の悩みに直結することがあります。特に前歯部では、自然で美しい仕上がりを目指した治療法が求められます。その中でカンチレバーブリッジは、審美性と歯の保存性の両方を兼ね備えた有力な選択肢のひとつです。

大人になっても乳歯が長く残っているのは、その部位にかかる噛み合わせの負担が小さい証拠です。そのため、カンチレバーブリッジを治療法としてお勧め出来るのです。

「前歯の見た目をできるだけ自然にしたい」「大がかりな手術は避けたい」と考えている方は、ぜひ大宮なりた歯科医院に相談し、自分に合った方法を選んでみてください。

 

 

 

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