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オールセラミック
接着カンチレバーブリッジ
さらに
通常の被せ物タイプのブリッジ・接着ブリッジ・
接着カンチレバーブリッジを比較すると...
通常のブリッジは長期予後の成績が悪いと言われていますが、
歯を削る量が少なくて済む「接着ブリッジ」は長期予後が良く、
特に「オールセラミック接着カンチレバーブリッジ」は長期予後の成績が
非常に良く歯の保存性が高いと言えます。
なぜ長期予後の成績がいいのか
POINT01
全く歯を削らずに接着ブリッジを作ることも可能ですが、強度や安定性を考慮すると、少し歯を削った方がより安定した治療ができます。セラミック製の接着ブリッジを作成する際には、歯の表面を0.5~1mm程度削ることで、内側の象牙質を露出させることなく、外側のエナメル質のみを最小限に削ることができます。
一方で、被せ物を使った従来のブリッジ治療では健康な歯の約63~73%を削るという報告があり、健康な歯を大きく削ることで歯の神経に影響を与える可能性が高く、二次カリエスや歯周病のリスクも増加します。(文献5、6)
接着ブリッジの場合、歯を削る量が少ないため、万が一問題が発生しても、ブリッジが外れるか破損する程度で、歯自体に大きなダメージを与えることは少なく、再治療の際も歯を大きく削り直す必要がないため、歯への負担が軽減されます。
POINT02
被せ物を使った従来のブリッジ治療では、失った歯の隣の2本の歯で力を支えるため、1本の歯を失っただけでも実際には3本分の力を支えなければならなくなります。そのため、通常よりも過剰な負担がかかり、歯が割れるといったトラブルが起こりやすくなります。さらに、「虫歯になりやすく、さらに虫歯の発見が難しい」「歯周病にかかりやすい」といった問題も生じます。
しかし、欠損した歯の片側の歯だけを支えにするカンチレバー構造のブリッジでは、支えになる歯に大きな負担をかけず安定性を保つことができます。
接着する部位を両翼ではなく片翼にすることによって片方の歯の歯根膜の影響に留めることができます。
両翼ですと両脇の2本の歯の歯根膜の影響を受けてしまいます。2本の歯が同じ動きをするのであれば全く問題はありませんが、異なる動きをします。異なる動きを長い時間影響を受けることにより、どちらか片方の接着剤が剥がれてしまいます。
接着剤が剥がれてしまってもなかなか気づくことができないことが多いので、接着剤が剥がれてしまった隙間から細菌が侵入して虫歯になってしまいます。
よって大宮なりた歯科医院では片翼の接着ブリッジを推奨しています。
基本的には、上の歯の場合は2番目の前歯である側切歯を1本失った場合、下の歯の場合は1番目または2番目の前歯(中切歯または側切歯)を1本失った場合に適応されます。ただし、条件が限られますが、上下の5番目の歯(第二小臼歯)が失われた場合にも適応できることがあります。
一方で、大臼歯のように咀嚼時に強い力がかかる場所や、側方滑走時に横の動きによって大きな負担がかかる部位には適応できません。
上下の側切歯(2番目の前歯)をオールセラミック接着カンチレバーブリッジで治療する際には、その隣の3番目の犬歯の裏側を支台歯として使うことが一般的です。また、下の中切歯(1番目の前歯)の場合は、隣の側切歯を支台歯として使用することが多いです。
この治療法が生まれたきっかけは先天性欠損歯(生まれつき歯の本数が足りない状態)への対応です。特に5番目の歯の欠損によるE(第二乳臼歯)の晩期残存歯は、Eに過度な咬合圧負担がかからないためこの治療法が適応となります。
従来であれば両隣の歯を大きく削ってフルベイクのブリッジになってしまいます。また、最近になってインプラント治療も一般化し、ブリッジだけではない選択肢が増えました。インプラントは素晴らしい治療方法です。しかしながらインプラントにも一長一短があります。
大宮なりた歯科医院では、患者さまの負担を軽減できるよう、身体的・精神的・金銭的な面などを考慮した上で適切な治療法をご提案いたします。