さいたま市大宮区の歯医者 大宮なりた歯科医院のブログ

診療時間
9:0013:00
14:3014:1518:3018:00

8時半〜12時/13時〜16時

休:木・日・祝

ご予約・お問い合わせ
048-645-0005

初回から歯のクリーニング希望の方は
電話でお問い合わせください

さいたま市大宮区・氷川参道の近くにある歯医者さん

大宮なりた歯科医院

〒330-0803
埼玉県さいたま市大宮区高鼻町1丁目158
診療時間
9:0013:00
14:3014:1518:3018:00

土曜8:30〜12:00/13:00〜16:00

休診:木曜・日曜・祝日

ご予約・お問い合わせ
048-645-0005

初回から歯のクリーニング希望の方は
電話でお問い合わせください

問診票の事前記入で
当日の受付がよりスムーズに!

BLOG

ブログ

  • *
  • *

歯科用セラミックと歯科用プラスチックの違いについて

こんにちは!

大宮なりた歯科医院、歯科技工士の吉富です。

よく頂くご質問で、「セラミックとプラスチックの被せ物のどちらが丈夫ですか?」というものがあります。

白い物はいずれにしても割れる可能性のある素材ですが、まずは違いについてお話ししたいと思います。

歯科医療において、歯の修復材料として用いられる歯科用セラミックと歯科用プラスチックは、それぞれ異なる特性と用途を持っています。どちらの材料も詰め物や被せ物、歯の美観を向上させる治療に用いられますが、選択する際にはその特性や適応症例を十分に理解することが重要です。本記事では、歯科用セラミックと歯科用プラスチックの特徴、メリット・デメリット、そして使用される場面の違いについて詳しく説明します。

1. 歯科用セラミックの特徴

歯科用セラミックは、陶材とも呼ばれる素材で、以下のような性質を持っています。

  • 審美性
    セラミックは透明感があり、天然の歯に近い色合いや光の反射を再現することができます。光の反射には、①鏡面反射(光が表面で鏡のように一定角度で反射する現象)②拡散反射(表面の微細な凹凸により光が様々な方向の散乱する現象。自然で審美的な仕上がりを生み出します)③内部散乱(セラミック内部に光が入り込み、屈折や散乱を繰り返しながら透過・反射する現象。天然歯に似た透明感や奥行きのある輝きを再現します)という要素が影響します。そのため、前歯など美観が重要な部位に適していますが、製作に高い技術が必要となります

 

(引用)

  • 耐久性
    硬度が高く、耐摩耗性に優れています。また、変色しにくく、長期間使用しても色や形状が安定しています。
  • 生体適合性
    セラミックは金属を含まないため、アレルギーの心配が少なく、口腔内に優しい素材です。

デメリット:

  • 硬度が高いため、噛み合わせが強い場合、対合歯(噛み合う相手の歯)を傷つける可能性があります。
  • 白いもの全般ですが、割れやすいという性質があります。

2. 歯科用プラスチックの特徴

歯科用プラスチックは、合成樹脂からなるプラスチック系の材料で、以下のような性質があります。

  • 費用対効果
    歯科用プラスチックは保険適用なので比較的安価です。
  • 柔軟性
    硬度が適度であるため、セラミックよりも割れにくく、対合歯への負担が少ないです。デメリットにも通じることですが、摩耗するということです。
  • 修復の容易さ
    削れたり欠けたりした場合でも、簡単に修理が可能です。(型取りをして製作した詰め物、被せ物の場合は再度型取りをして作り直す必要があることがほとんどです。)

デメリット:

  • 装着後に時間が経つと磨耗により表面にキズが付き、飲食物の影響で変色する可能性があります。着色のみではなく、汚れや細菌もキズに定着してしまうので、口臭や二次虫歯の原因になることもあります。
  • 耐久性がセラミックほど高くなく、摩耗しやすいです。
  • 白いもの全般ですが、割れやすいという性質があります。

3. 主な違いと使用される場面

特性

 セラミック

  プラスチック

審美性

 高い(自然な仕上がり)

  中程度(色調の再現性はやや劣る)

耐久性

 非常に高い

  中程度(経年劣化しやすい)

費用

 高額

  比較的安価

修復の容易さ

 難しい

  簡単

適応部位

 前歯や奥歯など広範囲の修復

  小規模な修復や短期間の治療

セラミックは美観を重視する前歯や、咬合力が求められる奥歯のクラウン(被せ物)に使用されることが多いです。一方で、歯科用プラスチックは小さな虫歯の治療や、短期間での修復が必要な場合に適しています。

4. 今後の展望

現在、技術の進歩によりセラミックやプラスチックの特性も向上しつつあります。例えば、CAD/CAM技術を用いたセラミック修復では、より精密で耐久性の高い補綴物が短時間で製作可能となっています。また、プラスチックでも光重合型や以前と比べて高耐久性の製品が登場しており、その適応範囲が広がっています。レアメタルの高騰もあり、PEEK(商品名)などの研究も進んでいます。

まとめ

例えば、プラスチックのバケツは、乱暴な使い方をしなくても経年劣化が起こり割れることがあります。

対して、オールドノリタケなどで知られるアンティークの陶器(セラミック)は、100年、200年経過しても表面性状が変わることはありません。

もちろん、被せ物に使うプラスチックはバケツのような簡単なプラスチックではありませんが、セラミックとプラスチックは、見た目が同じ白でも全く異なった性質の素材なのです。

歯科用セラミックと歯科用プラスチックは、それぞれに異なる特徴と適応があります。選択する際は、治療部位やニーズ、予算などを考慮し、十分に相談して決めていくことが大切です。それぞれの材料の特性を理解し、適切な選択をすることで、健康で美しい歯を保つことができます。